使用している革について

tiny fish company の製品は、「植物タンニンなめし」の牛革を使用して、製作しています。
植物タンニンなめしの革は、時間と共に色や艶が変化するのが特徴の1つです。
使うほどに革が柔らかくなっていき、自分だけの経年変化を楽しむことができます。

なめしとは、「皮を革にする」重要な工程で、植物由来の渋(タンニン)のみを使用して作られたものが、植物タンニンなめしの革となります。
タンニンなめしの革を作る工程においては、自然由来の材料が使われており、化学薬品は使用されておりません。
また、手間もかかり、少量ずつしか製作することができません。
鞣し加工を行う職人(タンナー)の技と経験が凝縮された、環境に優しい貴重な革を使用しています。

原皮は、天然の自然素材であるため、成長環境による個体差は必ずあります。
傷、血筋やトラ(シワ)がない革はほとんどなく、シボの入り方や革の表情はそれぞれ違います。
製品作りは、革の中で製品に適したいい部分を使用して行っておりますが、まれに傷が入る可能性もございます。
また、革の表情をお選びいただくことはできませんので、傷なども個性の1つとして、製品をお楽しみください。

弊社では、主にイタリア、日本のタンナーによって生産されたオイルレザーを使用しています。
製品ごとに、特徴、生産国など革の情報を明記しておりますので、参考になさってください。

シュリンクレザー / #001
シュリンクレザー / #001

ナチュラルなシボと、程よく染み込んだオイルが特徴のレザーです。
たっぷりのオイルをじっくりと時間をかけて含ませているため、乾燥が起きにくく、比較的お手入れしやすいタイプ。
多少の傷は、指でもむことで目立ちにくくなります。
審査基準が厳格なイタリア・ベジタブルタンニンレザー組合に加盟しているタンナーによる、確かな品質の革です。

生産国
イタリア
鞣 し
植物タンニン鞣し(バケッタ製法)
形 状
Wショルダー
染 色
染料仕上げ、芯通し染め
仕上げ
オイル、シュリンク加工
経年変化します
シュリンクレザー / #001の経年変化
スムースレザー / #002
スムースレザー / #002

堅牢な風合いと、手触りのなめらかさが特徴のレザーです。
程よく含まれたオイルが、経年とともに、艶や深みを生み出していきます。
栃木レザー社によって、伝統的な製法で、手間をかけ丁寧に仕上げられたクオリティの高い革です。

生産国
日本(原皮:北米)
鞣 し
植物タンニン鞣し
形 状
半裁(背割り)
染 色
染料仕上げ、芯通し染め
仕上げ
オイル、スムース
経年変化します
スムースレザー / #002の経年変化
ワックスレザー / #003
ワックスレザー / #003

植物タンニンでヌメ革をなめした後、染料で染色し、ワックスを1枚1枚丁寧に塗り込んだレザーです。
表面のワックスが少しずつ馴染んでいき、深く味わいのあるアンティーク調の経年変化を楽しむことができます。
使い始めと変化後の差が大きく、「革を育てる」感覚を味わっていただけます。
国内の職人による、確かな技術が表現された革です。

生産国
日本
鞣 し
植物タンニン鞣し
形 状
半裁(背割り)
染 色
染料仕上げ、芯通し染め
仕上げ
ワックス、スムース
特 徴
プルアップ
経年変化します
after after
before before